体毛が濃い人の悩みは?

身体の悩みは人それぞれですが、体毛が濃いというのは中々根深い悩みですよね。
体毛の濃さや量は生まれついてのものであることが多いですし、こまめに自己処理しても気になるという方は多いでしょう。

そこで今回は体毛の濃さに関する基礎的な知識や悩み別の解消法などについて、分かりやすくまとめました。

体毛が濃い原因は体質だけじゃない
体毛が濃い、量が多い原因は大きく分けて2つに分類することが出来ます。

①:先天的な遺伝
いわゆる「体質」と呼ばれる理由がこの遺伝で、先天的な遺伝によって体毛が濃くなるパターンです。両親や祖父母に毛の濃い方がいる場合はまず、先天的な遺伝の影響を受けて体毛が濃くなっている可能性を考えましょう。

②ホルモンバランスの影響

人間には男性ホルモン、女性ホルモンの2種類が存在していますが、男女どちらであってもこの両方のホルモンを体内に有しています。 女性だから女性ホルモンだけ、という訳ではないんですね。

そしてこの2種類のホルモンのうち、男性ホルモンが体毛の濃さや量に関わると言われています。 女性に比べて男性の体毛が濃いのは、男性の方がより多くの男性ホルモンが分泌される傾向にあるからと考えてください。

とはいえ、全身の「毛」すべてに等しくホルモンが影響を及ぼすわけではありません。

■無性毛・・・毛髪・眉毛・睫毛・手足の毛など、ほとんど性ホルモンが関係しない毛
■両性毛・・・わき毛・アンダーヘアなど性ホルモンが濃さに関係する毛
■男性毛・・・ヒゲ・胸毛・耳毛・腹毛・背毛など特に男性ホルモンが発毛に関係する毛

つまり体の中でも、ヒゲ・胸毛・耳毛・腹毛・背毛などの部分が特に男性ホルモンの影響を受けやすい部分となっているわけです。
女性でもホルモンバランスが乱れて、男性ホルモンの量が優位になるとこれらの部位の毛が濃くなることもありますので、体毛がある一定の時期から濃くなったという方はホルモンバランスの乱れを疑いましょう。

ちなみにホルモンバランスについては、様々な要因で変動されると言われていますので、以下の情報を参考にしてみてください。

【男性ホルモンの分泌を促す働きを持つ食品・飲み物】
・動物性タンパク質(肉類など)
・脂もの
・高カロリーなた食品・飲み物・アルコール類

【男性ホルモンの過剰分泌を抑える働きを持つ食品・飲み物】
・大豆製品(豆腐、豆乳など)
・黒ゴマ
・魚
・野菜

食生活だけでなく、疲労やストレスの蓄積、睡眠不足といった生活習慣の乱れも男性ホルモンの分泌を増やす要因と言われていますので、改めて自身の生活習慣を見直してみるのも良いでしょう。

体毛が濃い人のよくある悩み

体毛が濃い人はどんな悩みを抱えているのか?

様々な方の経験談を基に、よくある悩みをまとめました。

■部位によっては自己処理が難しい
背中や首などのムダ毛は、普段自分自身で確認することが難しく、他人に指摘されて初めてムダ毛が濃い事実に気づく方は少なくないようです。
またムダ毛を処理したくても体の後ろは手が届きにくく、なおかつ確認も難しいため、自己処理がうまくいかなかったり、思うように処理できない経験をされている方も多く見受けられました。

■すぐに生えてきてしまう
体毛が濃い方は毎日カミソリなどでこまめに自己処理をされる方が多いようですが、中には夜に処理しても朝にはチクチクするほどムダ毛が生えてきてしまうという方も。

■処理しても黒ずみが気になる
特にワキなどの部位において、体毛が濃い方は自己処理直後であっても黒ずみや黒いぽつぽつが目立つため、ワキを見せる服や水着の着用などに難色を示す方が多く見受けられました。

■特定の部位だけが濃い
上半身は薄いのに、下半身は濃い、といった具合に特定の部位だけ体毛が濃く悩んでいる方がちらほら見受けられました。 部位ごとに自己処理の方法を変える工夫をしても、なかなか濃い部分だけはきれいにならないケースも少なくないようです。

体毛が濃い人の脱毛について
体毛が濃い方は人一倍ムダ毛に対する意識が高い方も多く、皆さん様々な自己処理方法を試しています。
ですが自己処理では手間や時間がかかり過ぎる、満足できるほどの効果が得られない、などの理由で、プロの手による脱毛を考えている方は多いでしょう。

では体毛が濃い人はプロによる脱毛であっても、脱毛効果が薄いのでしょうか?

実は「逆」です。
体毛が濃い人の方が効果が表れやすいと言えるんですね。

その理由は脱毛サロンやクリニックにおける施術の仕組みにあります。

現在主流となっている光脱毛・レーザー脱毛では、毛根の黒い部分(メラニン色素)に反応する光やレーザーを照射して、熱によるダメージを毛根に与える仕組みとなっています。
要するに「黒色をターゲットにして作用させる仕組み」となっているわけです。

従って、一般的な光脱毛・レーザー脱毛では体毛の薄い方や産毛などに対する効果は薄く、逆に体毛が濃い、つまり太くて色素が黒い毛に対しては高い効果が期待できると考えてください。
体毛が濃くて毛が太いと、脱毛を受けても毛が抜けにくいということはありませんので安心しましょう。

ただし、脱毛は1回の施術だけで効果が表れるものになく、継続して定期的に施術を受けることで徐々に効果が出てきます。
体毛が濃い方はその回数や期間が体毛の薄い人と比べて比較的早いタイミングで感じられやすいと覚えておくと良いでしょう。

体毛が濃い人はどこで脱毛するのがおすすめ?
プロによる脱毛は大きく分けて、サロン脱毛と医療脱毛の2種類に分類することが出来ます。
簡単に言えば、脱毛サロンはエステサロンなどでエステティシャンが施術する脱毛で、医療脱毛は医療機関で医者や看護師が施術する脱毛、といったイメージです。

最も重要なのは、両者の「施術方法における大きな違い」でしょう。
技術や科学の発展とともに、現在ではサロン脱毛・医療脱毛それぞれで様々な施術方法や脱毛器を使っだ脱毛を行っていますが、根本的に違うは「永久脱毛は医療脱毛でしか行えない」という点です。

永久脱毛に用いられるレーザー脱毛という手法は、医師免許を所持した医師・看護師が在籍する医療機関でしか使うことが出来ないんですね。

もちろん脱毛サロンでも継続的に通うことで脱毛効果は得られますが、「ムダ毛の再生率」や「施術回数・期間」の面においては医療脱毛に軍配が上がるのは事実です。
いっぽう脱毛サロンは永久脱毛を行えない代わりに、コストや手軽さの面では「通いやすさ」という特徴を備えています。

これらの知識を最低限頭に入れたうえで、多くのサロン・クリニックが実施している無料カウンセリングや体験脱毛などを利用しながら雰囲気を掴み、予算や自らの体質に合わせて自分にぴったりの脱毛方法を探していくと良いでしょう。

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