サロン脱毛と永久脱毛で期間が違うのはなぜ?

プロの手による脱毛には、大きく分けてサロン脱毛と永久脱毛の2種類があります。
両者を比較した時、よく耳にする違いと言えば「期間・回数の差」でしょう。

では何故サロン脱毛と永久脱毛で期間が違うのか?

施術方法やシステムの違いを元に、期間や回数に差が出る具体的な理由を解説しました。

サロン脱毛とクリニックの永久脱毛の期間や回数を比較
まずは具体的にサロン脱毛と永久脱毛で期間や回数にどの程度の違いが出るのか?
様々なアンケートや体験談をもとに目安となるデータをまとめましたのでご紹介しましょう。

【サロン脱毛】
■全身脱毛:平均12~18回、期間は2~3年半
■ワキ:12~18回、期間は2~3年半
■足:8~12回、1年半~2年半
■腕:12~18回、期間は2~3年半
■VIO:12~18回、期間は2~3年半

【永久脱毛】
■全身脱毛:5~8回、期間は10ヶ月~1年半
■ワキ:5~6回、期間は10ヶ月~1年
■足:5~8回、期間は10ヶ月~1年半
■腕:5~8回、期間は10ヶ月~1年半
■VIO:8~12回、期間は1年半~2年半

これらの目安はあくまで「完全にツルツル」になる完璧な状態に至るまでの回数と期間のおおよそのデータですが、永久脱毛の方が明らかに回数・期間共に少ないのが分かります。
では何故これだけ大きな違いが出るのでしょうか?

サロン脱毛と永久脱毛の違い

サロン脱毛も永久脱毛、当然ながら同じ脱毛のための施術を行ってくれるのに変わりはありません。
また、どちらも共に「毛の製造場所」とも言える毛母細胞をターゲットにして、光やレーザーを毛根にのみ反応させることで毛母細胞に熱を加え、最終的に細胞分裂を停止させる狙いのもと施術を行っている点も同じです。

両者の大きな違いは、照射する光とレーザーの出力の違い。
サロン脱毛で主に用いられる光脱毛と永久脱毛で主に用いられるレーザー脱毛では出力が段違いであるため、脱毛効果は断然永久脱毛の方が高いのです。

そもそも永久脱毛で用いられているレーザー脱毛は、かねてより多毛症などの治療に用いられてきました。そして今でも「レーザー脱毛は医療行為である」と明確に規定されています。

つまり、レーザー脱毛は医師や看護師が在籍する医療機関でしか用いることが出来ないんですね。
一般的に認知されている「永久脱毛」もこのレーザー脱毛を指しており、当然ながら永久脱毛が行えるのは医療機関のクリニックのみです。

レーザー脱毛に比べて出力の弱い光脱毛で施術を行うサロン脱毛では、十分な脱毛効果を得るためにその分多くの施術回数を必要とするため、回数・期間が永久脱毛より多くなると考えてください。

サロン脱毛にもメリットはある
脱毛効果や脱毛完了までの回数・期間だけを見れば、確かにサロン脱毛より永久脱毛の方がメリットは大きいと感じるでしょう。
しかしながらサロン脱毛にも多くのメリットが備わっている点はここでお伝えしておくべきでしょう。

【サロン脱毛のメリット】
・脱毛器の出力が弱い分、痛みが少ない
・1回の施術が永久脱毛より短時間で済む傾向が強い
・料金が安い
・キャンペーンや割引を積極的に提供するサロンが多い
・多店舗展開しているサロンの多くは店舗移動ができる

これらサロン脱毛独自のメリットを知ると、一概に「絶対永久脱毛が良い!」とも言い切れませんよね。
特に脱毛はある程度の期間継続して通うことで効果を発揮するものですから、引っ越しや転勤によって住まいが変わった際でも店舗移動しやすいのは、将来を考えたうえでサロン脱毛ならではの魅力と言えるでしょう。

どこで脱毛するのが良いか?はケースバイケース
永久脱毛は脱毛効果が高い、サロン脱毛は料金が安い、などとそれぞれの特徴をここまでお伝えしてきましたが、あくまでそれらの情報は「トータルで見た際の目安情報」だと考えてください。

例えば、部分脱毛ではサロンの方が安くても、全身脱毛だと永久脱毛の方が安く済むケースがある。
サロンの中には店舗移動時に手数料が発生したり、そもそも多店舗を構えていないサロンもある。

などなど、細かく見ていけばサロン脱毛・永久脱毛それぞれの傾向に当てはまらない傾向も出てきます。

また体毛には個人差がありますので、サロン脱毛での光脱毛でも十分満足できるという人も珍しくありません。

つまり「自分が何を優先したいか?」「自分に合った施術方法は何か?」など、一般的なデータだけでなく自分との相性の良さを一番に考えたうえで、サロン・クリニックを比較するのが一番です。

多くのサロン・クリニックでは無料カウンセリングや体験キャンペーンなどが随時提供されていますので、まずは気軽なところから手を付け、相性の良い脱毛を探していくのも良いでしょう。

pagetop